世界の婚約事情

ヨーロッパ全土を網羅するカトリック教会文化圏では、12世紀初頭に教皇によって婚約指輪の交換が、夫婦としての正式契約とみなされると公示されて以降現代にそのまま受け継がれてきています。

特にイタリアでは結婚を大変尊重しますから婚約期間も自然と長くなるゆえ、婚約指輪にはかなり費用や手間をかけます。一方で北欧での婚約指輪はゴールドやシルバーが一般的ですがプラチナが使われる事はほとんどありません。フランス人は一見華やかそうなのですが指輪に関しては意外と質素で、高価な指輪というよりも贈り物で愛を証する形が一般的です。一方ギリシャや中東、東欧を中心とするギリシャ正教文化圏ではカトリック圏とは違った形での伝統的な結婚の儀が行われています。指輪交換も婚約式でのみ行われています。欧米はとてもカジュアルな婚約パーティが行われ、その中で指輪交換をされる事もあります。結婚式も教会を飛び出して庭で親しい友人知人だけを集めて行われる事も珍しくありません。

一方アジア圏の中でも中国での指輪は漢方医学と結びついて発展してきた影響で婚約指輪というものはありません。しかし近年はヨーロッパ文化が少しずつ広まって来てはいます。アフリカでは結婚の風習は土着のものが民族単位で継承されてはいますが、婚約指輪を交換する風習は元々ありません。